DUM SPIRO SPERO / DIR EN GREY
オススメ度 → ★★★☆☆
「DUM SPIRO SPERO = 息する限り希望を持つ」と銘打たれた本作。
急流のように目まぐるしく変化するメロディやリズムは、自己や社会への嫌悪の渦と共に、時に聞く人を突き放す事になるかもしれない。
しかし、そのような混沌と絶望の中でも、「LOTUS」や「VANITAS」に一縷の希望を見ることができる。
希望を見る事が良い事なのか悪い事なのか。
それはもしかしたら、善悪ではなく必然なのかもしれない。
決して聞きやすい作品ではない。ファンでさえも好みの分かれるところかもしれない
だが、唯一無二の世界観や音楽性は、人によっては特別な作品となり得るかもしれない。